からだのこと
2022.04.06

子供のウンチ問題⑤:「姿勢」を見直して便秘解消!よい姿勢のコツ

子ども・ウンチ・便秘・姿勢

親子で悩んでいてもなかなか話題にしにくい「子供のウンチ問題」について、ホリスティック・ウェルネス・アドバイザー、薬膳インストラクターの星宏美さんによる連載。KOSMOSTらしく腸内環境などの話題も交え、実体験をもとに何回かのシリーズで語ります。今回は、観察から見えてきた便秘の要因、中でも「姿勢」について、詳しくみていきます。 

 

子どもの観察から見えてきた便秘の理由

幼児期のころからの我が子のウンチ問題を4回にわたってお話してきました。今までのコラムを通じて、悩んだりしていたことが少しでも解決の方向に向かう方がいらしたら幸いです。 

この連載を通して、私なりに子供の成長過程で便秘につながる行動について、考察してみました。

 

★子どもが便秘になる行動の要因 

   ◎ウンチを学校など公衆の場ですることが恥ずかしいことによる我慢 
   ◎食べ物の好き嫌いによる腸内環境の乱れ 
   ◎成長期による心とからだの不安定さ
   ◎生活リズムの乱れ(眠る時間など) 

 

さらにこれらに加えて、日常の子どもたちを観察していて、気づいたことがもうひとつあります。それは「姿勢」の悪さ。この姿勢の在り方が、おなかの調子にもつながるってくるのではないか?ということです。 

 

姿勢の悪さが内臓にも影響?! 

私は、ヨガのインストラクターとして、また薬膳インストラクターとして活動しています。からだや食を大切にすることの重要性をお伝えするために、自分自身、トレーニングや勉強を日々続けています。そんな日々を通じて感じるのは、からだの動きが悪い部分は、自分自身のクセによって生み出されているということです。 

悪い姿勢のひとつに「猫背」があげられます。

たとえば、この猫背は、つねに背中を丸めている状態です。 では、反対側のおなかはどうでしょうか? 縮まっている状態になっています。おなかが縮まることで、体の中にある内臓も一緒に縮まってしまいます。すると、内臓も正しい位置で活動ができなくなり、動きが悪くなりがちです。ホースに水を流す状態を想像してみてください。縮まってつぶされたホースには水は流れにくくなります。そのつぶされた状態が解消されれば、水の流れはよくなります。 

体も同じです。縮まった状態では、本来の働きができなくなってしまいます。背中を丸めた状態でいるよりも、よい姿勢を保つことで、内臓の働きにも負担がかからなくなります。 

特におなか周りには腸が存在しますから、姿勢の悪さが、腸にも影響を及ぼしているかもしれません。 

 

子ども・姿勢・猫背

子どもの日々の姿勢を見直してみる 

娘は絵が好きでいつもタブレットで絵を描いています。夢中になるのはとてもよいことですが、とにかく姿勢が悪くなります。息子はゲームをすることが大好きですが、やっている間はリラックスしすぎで、よいとはとてもいえない姿勢でゲームをしています。そして小学校の行きかえりは、重いランドセルを背負って、背中を丸くしながら歩いています。 

姿勢が悪いと感じるときは声をかけますが、一瞬なおっても、長くは続きません。無意識に猫背の姿勢になっていることが多いです。 

このコラムを読んでいらっしゃるご家庭のお子さんはどうでしょうか。猫背だ! と感じるお子さんが多いのではないでしょうか? どうもお腹の調子がいまいちで心配というお子さんがいらっしゃる方は、姿勢を見直してみることをお勧めします。 

 

姿勢をよくし、保つためのコツ 

では、姿勢をよくするために何をしたらよいのでしょうか。 

お尻を触ると二つの大きい骨を感じると思います。この骨を「坐骨」と言います。名前の通り、座るための骨! この骨をしっかりと感じて座ることが、姿勢改善の第一歩です。 

 

上手に座るポイントは…… 

   ① 坐骨の上にしっかり座る 
   ② おへそを背骨の方に引き入れる 

 

この2つをすることで、背骨がスッと伸びてきます。 

とくにが重要ポイントです。おへそを意識することで、おなかの力が抜けることなく、腰に負担をかけずに座ることができます。 

まずは、このコラムを読んでいる大人の方が、この感覚を感じてみてください。慣れないと少し緊張すると思いますが、これが徐々にできてくると、背骨をスッと立てて座る感じがわかるようになってきます。 

難しければ、背もたれのある椅子に座ってみて、寄りかかっているときと、そうではない時のおなかの違いを感じてください。寄りかかっているときがおなかの力が抜けている状態です。逆に、背もたれから少し離れて坐骨の真上に座ろうとすると自然におなかに力が入る感覚があると思います。 

子どもの場合は感じにくいこともあるので、このように背もたれから離れて坐骨の上に座るようにすると、自然と姿勢がふだんよりもよくなると思います。 

 

我が家では、娘で実験してみました。おへそを背骨の方に近づける意識をしただけで、スッと背骨が立ち、本人がびっくりしていました。それだけ姿勢が悪かったというわけです。 

姿勢を保つことで、おなかを縮めることなく、内臓にもいらない負担がかかりにくい状態になれば、内臓も正常に働きになり、腸にも良い影響が出てくることでしょう。 

 

子どもたちの姿勢を正す生活はまだまだ検証が必要だと思いますが、実は私は、小さいころから便秘になやんでいました。娘と少し体質も似ていて、あまりご飯を好きではないのと猫背でした。思春期を過ぎて、猫背を改善したいと思い姿勢に気を付けるようになってから、自然とあまり便秘に悩まされることが少なくなりました。ウンチ問題を抱えているお子さんがいたら、姿勢を見直すことをおすすめします。 

子ども・ウンチ・便秘・姿勢 

今はコロナ禍でお仕事がテレワークになっている方も多いと思います。パソコンなどの時間が長くなるのも、猫背の原因になりやすい。もしかすると、テレワークになってから体調がすぐれないとか、便秘気味になった方もいらっしゃるかもしれないですね。 

そんな方は、家族みんなで、姿勢を見直してみましょう。子供に姿勢が悪いという指摘をするだけでなく、子供から「お母さん!姿勢悪い!」と言われて自分のクセに気づくかもしれません。 

子どものウンチ問題は様々な要因からおこっていると感じます。様々な視点から、お子さんを観察して、ウンチ問題の解決に近づけていただけたら嬉しいです。 

  

【子供のうんち問題 バックナンバー】 

子供のウンチ問題①:「トイトレ」のタイミングと見守り方  
子供のウンチ問題②:小学生のトイレ事情、どう解決?  
子供のウンチ問題③:便秘によって吐き気も?! 
子供のウンチ問題④:トイレが長い?親子でトークし、便秘を解消 
子供のウンチ問題⑤:「姿勢」を見直して便秘解消!よい姿勢のコツ(現在の記事) 

 

 

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星 宏美

2児の母。子供が生まれてから中医学や薬膳の魅力にひかれ、薬膳を学びはじめる。ほぼ同時期に食べ物だけでなく、ココロとカラダ全体の大切さに気づき、ヨガを日常に取りいれるようになる。現在はヨガ・インストラクターとして、スポーツクラブ、ヨガスタジオ、オンラインでレッスンを行うほか、薬膳インストラクターとして、渋谷RESMSTANDのメニュー監修、薬膳講座をてがけている。 -------- Q. ウェルネスのために心がけていることは?  → A. 自分にとって無理ない生活をすること。無理して、不調が起こったとしても、それも自分だから受け入れる。むしろそういうときの自分ほど褒めてあげる様に。不調が起こるのは、自分がすごい頑張ってるんだな!と思うので。 ------- 🦠 星宏美の記事一覧 ------- 🦠 星宏美のウェブサイト

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