からだのこと
2020.12.28

冬に負けないからだに近づけるために ─中医学からのコツ(読了時間 : 3分)

冷え性・冬の寒さ・からだづくり

夕暮れが早く夜が長い冬は、中医学的にみると陽の気が不足がちなのだそうです。そうでなくても、体調にはいっそう気をつかいたいシーズンですよね。ホリスティック・ウェルネス・アドバイザーである星宏美さんに、冬の健康管理にぜひ取り入れたい「気の流れ」について聞いてみました。

冬に良いからだの気の巡らせ方

冬に深く関係する気の流れには、まず「腎経(じんけい)」があります。
この「腎経」は「元気」に大きく関わり、流れが巡らないと「元気がなくなる」「疲労を感じる」などといった不調が現れやすくなります。

「腎経」の始まりは、足の裏側にあります。「湧泉穴(ゆうせんけつ)」と呼ばれるツボです。足の指全体をキュッと丸めると足裏にへこむ部分があります。ここが「湧泉穴」になります。

この足裏のツボを刺激してあげるための基本は、歩いたり立ったりすること。寒いからと面倒がらず、なるべく歩くように心がけましょう。

そうはいっても、冬は行動が鈍りがち。そんな日は、「湧泉穴」を揉んでみてください。
親指や手のひらの指の付け根などを使って、「湧泉穴」のまわりを気持ちよいくらいの強さで揉むのがコツです。ツボ押しの棒などを使ってもかまいません。

ただし、押しすぎはNGです。中医学では、ツボに触れるだけでも気の流れが巡るともいわれています。

逆に歩き過ぎて疲れたときなどは、「腎経」を過剰に刺激してしまっていることがあります。そんなときは、「湧泉穴」をほぐすようにやさしく揉んであげましょう。

つぼ・湧泉穴・足裏・マッサージ

冷えやすい、むくみやすいと感じたら

冬に気を配りたいもうひとつの気の流れが「膀胱経(ぼうこうけい)」です。からだの水分代謝に関係しています。

この流れが巡りにくくなると、「トイレが近い」「腰回り、足回りが冷えやすい」「むくみやすい」などの不調を感じやすくなります。

「膀胱経」の流れは、からだの後ろ側の真ん中を通っています。ざっくりいうと、頭の後ろからかかとまでを結んだラインです。

ですから、「膀胱経」を刺激するためには、からだの背面を意識することがポイント。先にあげたような不調を感じたら、からだの後ろ側を伸ばしてあげましょう。

腕を突きあげるように伸びをしたり、前屈をしたり、簡単なストレッチで「膀胱経」の巡りを刺激することができます。

自然界のリズムに近い生活を意識すること

中医学には、「昼が陽、夜が陰」という「陰陽論」があります。
この「陰陽論」的に考えると、昼が短く夜が長い冬は、陽の気が少なく、陰が強い季節ということになります。

このような冬に、陽の気を蓄えるためには、しっかりと寝ることが良いとされています。さらに寝ることによって、元気の流れである「腎経」もチャージされるといわれます。

また、「早寝」に加えて「遅起き」も意識してみましょう。
なぜかというと、冬は、夜が明けるのも遅いからです。日がのぼって陽の気が満たされから起きることで、陰の強い冬に陽の気をしっかり取り込むことができます。このほうがからだも冷えないので、「膀胱経」も巡りやすくなります。

いつもより30分でも早く寝て10分でも遅く起きるといった「早寝遅起き」で、気の流れを整えて、元気に冬を乗りきりましょう。

睡眠・寝る・早寝遅起き

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星 宏美

2児の母。子供が生まれてから中医学や薬膳の魅力にひかれ、薬膳を学びはじめる。ほぼ同時期に食べ物だけでなく、ココロとカラダ全体の大切さに気づき、ヨガを日常に取りいれるようになる。現在はヨガ・インストラクターとして、スポーツクラブ、ヨガスタジオ、オンラインでレッスンを行うほか、薬膳インストラクターとして、渋谷RESMSTANDのメニュー監修(https://www.re-ism.co.jp/reismstand/)、薬膳講座をてがけている。 -------- Q. ウェルネスのために心がけていることは? → A. 自分にとって無理ない生活をすること。無理して、不調が起こったとしても、それも自分だから受け入れる。むしろそういうときの自分ほど褒めてあげる様に。不調が起こるのは、自分がすごい頑張ってるんだな!と思うので。

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