「微生物と人間は共生関係にある」――このことを身近に感じられる展示が、2022年4月20日から、日本科学未来館(略称:未来館、館長:浅川智恵子)ではじまる。常設展示ゾーン「未来をつくる」内にある「ビジョナリーラボ」に、新展示「セカイは微生物に満ちている」がオープンする。
身のまわりの微生物に目を向け、微生物と人間が豊かに共生する未来の暮らしをテーマとした展示となっている。展示の監修は、微生物多様性を高める都市デザインの事業に取り組む伊藤光平氏(株式会社BIOTA 代表取締役)が担当している。
展示空間の中央には、住空間での微生物が可視化された実寸大の居住空間と庭園を設けられるなど、微生物との共生社会のあり方を考える様々な機会が提供されている。微生物と私たちの関係を親しみをもって体感できるこの機会に、ぜひ足を運んでみてはいかがだろうか。
■展 示 概 要■
タイトル ビジョナリーラボ 「セカイは微生物に満ちている」
公開時期 2022年4月20日から
展示エリア 日本科学未来館 3階 常設展示ゾーン「未来をつくる」内
監修者 伊藤光平氏(株式会社BIOTA 代表取締役)
企画・制作 日本科学未来館( https://www.miraikan.jst.go.jp/ )
Reference:以下の情報を参考に作成しています
PR TIMESに掲載の国立研究開発法人科学技術振興機構 日本科学未来館によるプレスリリースより編纂
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000020.000063283.html
[ ここに注目 by KOSMOST編集部 ]
KOSMOSTには、コラム「私たちの地球と体と微生物」をはじめ、微生物と人間の共生に関する記事がいくつもあります。ただ、日常生活の中で、目に見えない微生物に思いをはせて、共生しているんだなと実感したり、イメージしたりするのは、なかなか難しいのではないでしょうか。
こうした意味でも、日本科学未来館の「セカイは微生物に満ちている」のような展示があることは、とても貴重な機会ですよね。この展示では、他にもドミニク・チェンさんなどがメンバーのFERMENT MEDIA RESEARCHによるぬか床ロボット「Nukabot」や、Mikiko Kamadaさんの微生物が植物を分解する様子をモチーフとしたアート作品など、さまざまなジャンルとのコラボレーションも楽しめるようです。どんな展示なのか、期待が高まります。
KOSMOSTではこうした記事を通じて、微生物と私たちの関係を見つめることで、みなさんの暮らしが楽しくなったり、ウェルネス向上のお役に立てたりできれば嬉しいです。